腕って脚と同じだね。


先日、ある小学生の生徒さんが言いました。

「先生、腕って脚と同じだね。」


なぜ、そう思うのかを尋ねてみると、

「あのね、顎のワークやハイハイの腕の難しさと、手のターンアウトや肘のワークの難しさは違うんだよ。顎のワークの時の肘は曲がらなくなったけど、手のターンアウトのワークでは曲がっちゃう。」

と、答えてくれたので、次のような会話になりました。


「そう、違うことに気付いたんだね。」

「うん、顎のワークの時は手を付いてるでしょ。でも、このワークは違う。(そのワークをしてみせながら)」


「そうだね、この場合は手は空中にあるね。」

「だから、脚と同じなの!ルルヴェで立ったりする脚と、デブロッペする脚も違う。」


「体重がかかっているか、かかっていないかも違うね。」

「あ!そうか。やっぱり違うのが同じだ!」


「そうね、違うのが同じ(笑)じゃあ腕で気付いたことは、脚のヒントにもなるね!」



その気付きに至るまで、確かに年単位の時間はかかっています。
ですが、大人が知識として学ぶようなことを、子どもたちは自分の経験の中から発見していく。
そして、そのことに嬉々としている。

私は、そういうプロセスがとても尊いと思うのです。


私たち大人は、教えることを急ぎ過ぎてはいないでしょうか?